第31回 全国子どもとことば研究集会
【分科会2】
20日(日)9:30〜16:00

「ことばを聞く・記録する

助言者/

近藤 幹生(白梅学園大学教授)

世話人/

三ツ口 知恵子(元公立保育園園長)
佐藤 有美子(保育者)


概要

17名の参加でした。

<参加者の悩みから>
・子どものことばの奥にある、深い大切ものを探れず、表面上のことばしか捉えられな いもどかしさを感じています。また、ポイントが押えきれず、ダラダラ書きになって しまいます。
・ことばの拾い方や、メモの取り方などを知りたいです。

<意見交換>
・エプロンのポケットに、紙と鉛筆を忍ばせています。
・録音をしたり写真に収めたりと、いろいろなツールを活用することも一案。
・仲間と、印象に残った子どものことばを伝えあい共有することで、幅広くこどもを捉えることができ、また「聞いてくれる相手」がいると、それが張り合いとなり、記録への意欲につながりました。
・それぞれ自分に合った方法を見いだしていけばいいと思います。自分の物差しを大切に。

◆実践者からの発表 (資料:0歳〜4歳 或いは保護者のことばの拾いだし)  
メモ帳を常に手元に置き書きとめています。(2015年からのことばが綴ってあるメモ帳を持参)。改めて読み返すと、思いがけない子どもの姿が見えてきたりして、子ども理解がふくらみました。保護者との会話で、わが子によせる親心にも注目し、書き留めました。


参加者の感想から

ことばについてだけでなく、いろいろな話が広がり、園で工夫していることや、他職種の方からのお話も聞くことができ、とても良い時間でした。

同じ職の方と話すと、悩みは一緒なのだと思いました。自分ならどんなことができるかを、改めて考えていきたいです。

子どものことをこんなにあつく語れる場があって、幸せだなと思いました。目の前の子どもを大切に、チームで頑張っていこうと思います。また参加したいです。