「ことばを聞く・記録する」
世話人/近藤幹生(白梅学園大学子ども学科教授)
村田道子(保育者)
三ツ口知恵子(元保育園園長)
概要
25人の参加者のほぼ全員が初めての方で、それぞれが問題意識をもちながら参加していた。世話人から分科会で大事にしてきていることを次のように話した。「子どものことばをめぐって、考えたいこと、知りたいことを遠慮なく出し合うこと、聞いているだけでもよいので気軽に意見を出し合おう」。
記録の方法、子どものことばの受け止め方、子どもをどうみるか、大人同士の気持ちのずれ(職員同士、親との関係間など)が課題として出され、議論が深められた。議論を通して、「子どものことばや願いを、聞いてみたり、記録してみよう」「大人同士の関係はすぐに解決できなくても、自分の見方を変えてみよう」などの感想も出された。
参加者の声から
☆色々な方の実践、意見が聞けて本当に学びになりました。発言を聞きながら、自分の園に持ち帰って、やっぱり話合いを大事に大人がつながる所から始めたいです。そして、子どもの、保育の面白いことを集めて行きたいです。
☆初めての参加で不安な気持ちもありましたが、参加者それぞれの話を聞く中で、考えさせられることがたくさんありました。先生が出して下さった事例に心から笑い、本当に子どもの言葉っておもしろいと感じました。担任をしているクラスに限らず、保育所の子どもみんなを対象に、言葉を拾っていきたいと思いました。