対談 18日(土)14:45〜16:45

「体験の豊かさの中で育つ伝えあいのことばと会話」

鎌倉 博(かまくら ひろし)・今井和子(いまい かずこ)


内容

子どもたちの生活体験は、社会の変貌と共に年々乏しくなり、「ことばをめぐる新たな課題」が噴き出しています。自然やいろいろな人とのふれあいが失われ、怪我をさせないための安全保育がまかり通り、人間同士のことばの交わし合いよりも、テレビやDVDなどメディアからのことばの影響が大きくなっている現実の中で、豊かな体験とは? そこで育っていく子どもたちの対話力や思考力の確かな育ちなどについて、実践をもとに考えてみます。


講師プロフィール

鎌倉 博(かまくら ひろし)

埼玉県草加市の公立小学校に勤務の後、学校法人和光学園和光小学校に着任。教科書ありきではない、子どもの発達や関心に則した小学校の国語の授業づくりを目指して取り組む。現在は、和光小学校・幼稚園の校園長として、幼稚園と小学校の子どもに則した、つながりを進める仕事をしている。

著書●
「あっ こんな教育もあるんだ」新評論
「いのちかがやく」ルック


今井和子(いまい かずこ)

子どもとことば研究会代表
元立教女学院短期大学教授
質の高い乳児保育をめざす実践研究会代表

著書●
「子どもとことばの世界」ミネルヴァ書房
「質の高い乳児保育の実践と子育て支援」ミネルヴァ書房
「保育を変える記録の書き方」ひとなる書房
「0・1・2歳児の心の育ちと保育」小学館