内 容
「自分の世界をつくり始める」
〜自我の育ちと自律の芽生えを支える大人の役割〜
 今、子どもたちの「自我の育ち」が危うくなっています。何か自分の思い通りにならない事態にぶつかると、5歳になっても小学生になっても、2歳児のようなパニックに陥り、物や人にあたる「衝動的」と言われる子どもたちの存在が話題になっています。1,2,3歳児は自我の育ちが著しく、自分のつもりがはっきりしてくるため、他人の意図とぶつかりあうようになります。精一杯の自己主張をしながら、他人とぶつかり葛藤する幼い子どもたちの自我の育ちを、大人はどう支えて育んでいったらよいのか? ビデオを見ながら考えてみたいと思います。
プロフィール
神田英雄
桜花学園大学教授。発達心理学専攻。
【主な著書】
「遊びの発達心理学」(共著 萌文社)
「伝わる心がめばえるころ」(かもがわ出版)
「子どもの『変化』と保育実践ー『荒れる』『きれる』をのりこえる」(共著 草土文化)
他 多数。
プロフィール
今井和子
東京成徳大学子ども学部教授。子どもとことば研究会代表。
【主な著書】
「今求められる質の高い乳児保育の実践と子育て支援」(共著 ミネルヴァ書房)
「幼稚園の2歳児の保育と子育て支援」(共著 小学館)
「子どもとことばの世界」(ミネルヴァ書房)
他 多数。