2024年 子どもとことば研究会セミナー
11月4日(祝)13:00〜14:45

宮澤賢治の自然のことばを読み解く

講師/澤口 たまみ(エッセイスト・絵本作家)
伴奏/石澤 由松


宮澤賢治は、自作に伴奏を添えることを希望していました。また、ベートーヴェンの「交響曲第五番 運命」をはじめて聴いたときには、「俺も是非ともこういうものを書かねばならない」と言ったと伝えられます。文学作品で交響楽を目指すとは、どういう意味だったのでしょう。セミナーでは、岩手弁の賢治作品を伴奏つきでお聴きいただきながら、賢治の意図に迫りたいと思います。
●朗読予定作品: よく利く薬とえらい薬(前半)/ざしき童子のはなし/やまなし/永訣の朝/雨ニモマケズ/鹿踊りのはじまり/なめとこ山のくま ほか。


講師 澤口 たまみ プロフィール

盛岡大学短期大学部准教授。『虫のつぶやき聞こえたよ』(白水社)で日本エッセイストクラブ賞、『わたしのこねこ』(福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞。かがく絵本の文章を書くとともに、宮澤賢治の後輩としてその作品の読み解きを続けている。最新刊に『宮澤賢治 心象スケッチ 十の旅』(岩手日報社)、『とんだとんだ はっぱがとんだ』(福音館書店)。岩手県盛岡市在住。


伴奏 石澤 由松 プロフィール

ベーシスト、セッションマン、スタジオミュージシャンとしてジャンルを問わず演奏し、海外での演奏経験も多い。ドリフターズの「8時だよ!全員集合」のヒゲダンス演奏のほか、「徹子の部屋」「紅白歌合戦」などの番組で演奏する。2018年より宮澤賢治作品の朗読に音楽を添える活動を行っている。岩手県盛岡市在住。